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【2023年12月】金相場価格デイリーコメント
2023年12月1日(金)9:00
10,610円(+40円)
11月30日(木)のNY金先物はデイリー・米サンフランシスコ連銀総裁による利下げ否定発言で売り優勢でした。東京市場ドル円では148円前後で推移し、円安傾向から金価格は前日比40円の値上がりとなりました。
2023年12月4日(月)9:00
10,819円(+209円)
12月1日(金)のNY金先物は大幅反発し過去最高値を更新しました。(2020年8月以来にNY金先物の高値更新)パウエルFRB議長発言を受けての米利下げ期待と、イスラエルとハマスの戦闘再開による安全資産買いとして、金が買われる展開となりました。
2023年12月5日(火)9:00
10,545円(ー274円)
12月4日(月)のNY金先物は最高値更新後の流れを引き継ぎ続伸で始まったものの、買い一巡後からは米国債利回り上昇やドル高を受けて利益確定が先行し売り優勢でした。前日の大幅上昇を打ち消す展開となりました。
2023年12月6日(水)9:00
10,465円(ー80円)
12月5日(火)のNY金先物は最高値更新後に反落した前日の流れに引き続いて利益確定が先行し続落となりました。今週発表の経済指標では、8日(金)の米雇用統計の結果が注目されています。
2023年12月7日(木)9:00
10,502円(+37円)
12月6日(水)のNY金先物は米長期金利の低下を想定した買いが入り反発しました。短期金融市場ではFRBの利上げ終了を確実視しており、来年5月もしくは3月の米利下げ開始を相当程度織り込んでいる状況となっています。
2023年12月8日(金)9:00
10,249円(ー253円)
12月7日(木)のNY金先物は米雇用統計待ちで様子見の参加者が多く小幅反落でした。外国為替市場では植田日銀総裁の発言を受け、ドル円が一時141円台後半にまで急速に円高が進み、為替要因から金価格は前日比で大きく値下がりとなりました。
2023年12月11日(月)9:00
10,251円(+2円)
12月8日(金)のNY金先物は続落となりました。注目されていた米雇用統計は市場予想より強い結果となりFRBの早期利上げ観測が後退、米長期金利が上昇に転じたことから金の購入を手控える動きが見られました。
2023年12月12日(火)9:00
10,185円(ー66円)
12月11日(月)のNY金先物は3日続落となりました。FRBの早期利下げ観測後退と米長期金利の上昇を受けて売り圧力が強まり、金価格の上値を抑えられる展開が続いています。
2023年12月13日(水)9:00
10,142円(ー43円)
12月12日(火)のNY金先物は小幅ながら4日続落となりました。政策金利は据え置き見通しですが、日本時間14日(木)早朝発表の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果に市場の注目が集まっています。
2023年12月14日(木)9:00
10,205円(+63円)
12月13日(水)のNY金先物はFOMCで来年の米利下げ見通しが示されたことで反発となりました。FOMCでは市場予想を上回る年3回の利下げを示し、サプライズと受け止められ、外国為替市場ではドル売りが強まりました。
2023年12月15日(金)9:00
10,182円(ー23円)
12月14日(木)のNY金先物は続伸となりました。FOMC後のマーケットは米利下げ見通しを織り込む動きが見られ、NYダウ平均株価は連日で過去最高値を更新、外国為替市場ではドル売りが継続しドル円が一時140円台後半をつけました。
2023年12月18日(月)9:00
10,115円(ー67円)
12月15日(金)のNY金先物はウィリアムズNY連銀総裁による早期利下げ観測のけん制発言から反落となりました。今週は国内で年内最後の日銀金融政策決定会合が開催され、19日(火)の公表結果に注目が集まっています。
2023年12月19日(火)9:00
10,159円(+44円)
12月18日(月)のNY金先物は米利下げ見通しを受けて押し目買いが優勢となり反発となりました。外国為替市場ではドル円が一時143円台と若干円安傾向が見られるものの、本日の日銀金融政策決定会合の結果待ちの動きとなっています。
2023年12月20日(水)9:00
10,326円(+167円)
12月19日(火)のNY金先物は続伸となりました。日銀金融政策決定会合では大規模金融緩和政策の現状維持が決まり、想定範囲内の公表結果を受けて外国為替市場では円が売られ、ドル円が一時145円に迫る円安局面がありました。
2023年12月21日(木)9:00
10,259円(ー67円)
12月20日(水)のNY金先物は反落となりました。米中古住宅販売戸数の予想外の増加や市場予想以上の米消費者信頼感指数といった堅調な米経済指標をきっかけに、利益確定の売りが先行する動きとなりました。
2023年12月22日(金)9:00
10,232円(ー27円)
12月21日(木)のNY金先物は米国内総生産(GDP)確報値の下方修正を受けて反発となりました。欧米のクリスマス休暇を控える中、外国為替市場ではドルが売られ、東京市場ドル円は142円台前半と円高傾向で推移しています。
2023年12月25日(月)9:00
10,287円(+55円)
12月22日(金)のNY金先物は続伸となりました。米個人消費支出(PCE)物価指数が予想を下回ったことから、市場の利下げ期待で米国債利回りが低下し、ドル安を受けて金は買い優勢の展開となりました。
2023年12月26日(火)9:00
10,274円(ー13円)
12月25日(月)のNY金先物はクリスマスの祝日のため休場でした。外国為替市場では海外勢のクリスマス休暇でお休みムードが広がる中、東京市場ドル円は142円台前半で推移しています。
2023年12月27日(水)9:00
10,366円(+92円)
12月26日(火)のNY金先物は続伸となりました。クリスマス休暇明けで薄商いの中、市場の利下げ期待とイスラエルの空爆によってイラン革命防衛隊の上級軍事顧問が死亡し地政学リスクの高まりから、安全資産である金が買われました。
2023年12月28日(木)9:00
10,366円(0円)
12月27日(水)のNY金先物は4日続伸となりました。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待や米国債の利回り低下を受けて外国為替市場ではドルが売られ、金は押し目買いが優勢の展開となりました。
2023年12月29日(金)9:00
10,366円(0円)
2023年の金価格は10,000円を超え、過去最高値を更新する上昇傾向の顕著な一年になりました。金は様々な要因が重なり価格形成されますが、世界情勢不安は金の需要を高めます。2024年はFRBの金利引き下げが予想され、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ侵攻も終わりが見えず、11月には米国大統領選挙を控えます。ドル建て金相場は2024年も下げづらい環境が続きます。国内の金価格はドル円相場の影響を受けますが、為替次第で再び最高値を更新する場面がありそうです。
2023年12月の「金相場価格」マーケットコメント(週間、月間)は、こちらのページに詳しく記載されています
平日は毎日提供している、「金相場価格」2023年12月のマーケットコメント(デイリー)を一覧にまとめました!
水野総合FP事務所・水野崇(CFP/1級FP技能士)