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金相場価格デイリーコメント月間まとめ(2024年3月1日~3月31日)

平日は毎日提供している、「金相場価格」2024年3月のマーケットコメント(デイリー)を一覧にまとめました!
水野総合FP事務所・水野崇(CFP/1級FP技能士)

金相場価格の専門家コメントは、ブランド品・貴金属・骨董品等の買取及び販売を全国展開する「なんぼや」公式ホームページに掲載されています。

【2024年3月】金相場価格デイリーコメント

2024年3月1日(金)9:00

10,796円(+20円

2月29日(木)のNY金先物は反発となりました。発表された米個人消費支出(PCE)デフレータが事前予想通りの結果であったことを受けてドルが売られ、金は買い優勢となりました。東京市場ドル円は150円を挟む値動きです。

2024年3月4日(月)9:00

10,984円(+188円

3月1日(金)のNY金先物は大幅続伸となりました。米ISM製造業景気指数や米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)の弱い統計結果からドル売りが強まり、金相場を大きく押し上げる展開となりました。国内金価格は2023年12月4日の過去最高値10,819円を更新しています。

2024年3月5日(火)9:00

11,178円(+194円

3月4日(月)のNY金先物は2日続けての大幅続伸で過去最高値を更新しました。市場予想より弱い結果であった米ISM製造業景気指数を受けて、FRBの6月利下げ期待の高まりから金は買い優勢となりました。国内金価格も連日の過去最高値更新となっています。

2024年3月6日(水)9:00

11,211円(+33円

3月5日(火)のNY金先物は続伸となりました。パウエルFRB議長による半期に一度の議会証言を控え、金融政策に関する質疑応答の中で利下げ慎重姿勢に変化が見られるのかといった点に注目が集まっています。外国為替市場ではドルの上値がやや重く、東京市場ドル円は150円を挟む値動きです。

2024年3月7日(木)9:00

11,251円(+40円

3月6日(水)のNY金先物は続伸となりました。注目されていたパウエルFRB議長の議会証言では、市場予想通り年内利下げが適切との見通しが示されました。議長発言を受けて外国為替市場ではドルが売られ金の支援材料となり、買い優勢の展開から過去最高値を更新しました。

2024年3月8日(金)9:00

11,233円(ー18円

3月7日(木)のNY金先物は続伸となりました。FRBの利下げ期待の高まりから米長期金利が低下し、外国為替市場ではドル売りが加速してドル円は147円台中盤をつける場面がありました。ドル建て金価格は押し目買い優勢の展開から、6営業日連続の上昇で連日の過去最高値更新となりました。

2024年3月11日(月)9:00

11,271円(+38円

3月8日(金)のNY金先物は続伸し過去最高値を更新しました。発表された米雇用統計が米労働市場の減速可能性を示唆する内容であったことからドルが売られ、ドル円は一時146円台中盤をつける場面がありました。ドル建て金価格は米経済指標とドル安を支援材料として、7営業日連続の上昇となっています。

2024年3月12日(火)9:00

11,277円(+6円

3月11日(月)のNY金先物は小幅ながら続伸となりました。ドル建て金価格は8営業日連続の上昇で過去最高値を更新しています。FRBの利下げ期待の高まりからドルが売られ、金利の付かない金への資金シフトが続く展開です。一方で、利下げによるインフレ再燃リスクも懸念されています。

2024年3月13日(水)9:00

11,205円(ー72円

3月12日(火)のNY金先物は反落となりました。8営業日連続で上昇が続いていたことから、インフレ指標である米消費者物価指数(CPI)の発表を受けて、金相場は利益確定の売りが優先する展開となりました。CPIが市場予想を上回る伸びを見せたことで、市場では利下げ期待が若干後退しています。

2024年3月14日(木)9:00

11,296円(+91円

3月13日(水)のNY金先物は反発となりました。市場では6月もしくは7月の米利下げ開始を織り込んでおり、FRBの利下げ期待による押し目買いが優勢の展開で金相場は堅調に推移しました。国内では、18日(月)〜19日(火)に実施される金融政策決定会合において、マイナス金利政策の解除が見込まれています。

2024年3月15日(金)9:00

11,294円(ー2円

3月14日(木)のNY金先物は反落となりました。市場予想を上回った米生産者物価指数(PPI)を受けてドル安が一服し、米国経済のインフレ高止まりが意識される中で金相場は売り優勢となりました。国内では、日銀がマイナス金利解除に踏み切るとの見方が強まっており、週明けの金融政策決定会合が注目されます。

2024年3月18日(月)9:00

11,314円(+20円

3月15日(金)のNY金先物は続落となりました。米消費者物価指数(CPI)と米生産者物価指数(PPI)は市場予想を上回り、米国経済の根強いインフレ圧力が示されたことを受けてFRBの利下げ観測が後退、ドル建て金価格は利益確定の売りが優勢となりました。国内金価格は149円近辺で推移するドル円相場が支援材料となり、過去最高値を更新する展開です。

2024年3月19日(火)9:00

11,344円(+30円

3月18日(月)のNY金先物は反発となりました。19日(火)〜20日(水)に実施されるFOMC待ちでドル建て金価格は小幅な値動きに留まりました。国内では日銀金融政策決定会合の結果が本日昼過ぎに発表されますが、17年ぶりの政策金利引き上げとゼロ金利政策への移行はすでに織り込み済みとなっており、市場への影響は限定的と見られています。

2024年3月21日(木)9:00

11,643円(+299円

3月20日(水)のNY金先物は反発となりました。FRBの利下げ開始時期は依然として不透明なものの、FOMCで年3回の米利下げ見通しが維持されたことを受けて、ドル建て金価格は過去最高値を更新しました。日米共に重要イベント通過後の買い安心感から株式市場が大幅上昇に転じ、日銀金融政策決定会合後の外国為替市場ではドル円が一時151円80銭台をつけるなど、国内金価格も円安ドル高を追い風に過去最高値を更新しています。

2024年3月22日(金)9:00

11,638円(ー5円

3月21日(木)のNY金先物は続伸となりました。市場では6月の米利下げ開始をメインシナリオとして織り込む流れが続き、金利の付かない金への押し目買いから、ドル建て金価格は連日過去最高値を更新する展開となっています。東京市場ドル円が151円台中盤の円安ドル高水準で推移しており、152円台を試す動きがあるのか新たに注目されています。

2024年3月25日(月)9:00

11,536円(ー102円

3月22日(金)のNY金先物は反落となりました。スイス中央銀行が市場予想に反し9年ぶりの政策金利引き下げを発表。これを受けて外国為替市場ではドルが上昇し、金相場は利益確定の売りが優勢となり上値を抑えられました。FRBなど他の主要中央銀行に先駆けての利下げ発表がサプライズとなったものの、米利下げ期待を受けて押し目買いの動きも見られました。

2024年3月26日(火)9:00

11,578円(+42円

3月25日(月)のNY金先物は反発となりました。FRBの6月利下げ開始見通しを受けてドルが売られ、ドル建て金価格は買い優勢の展開から堅調に推移しました。FRBが前回FOMC後に発表した金利経済見通しによると、年内の利下げ回数の予想中央値は3回となっており、金利の付かない金は買われやすい地合いが続いています。

2024年3月27日(水)9:00

11,623円(+45円

3月26日(火)のNY金先物は小幅ながら続伸となりました。米利下げ見通しを背景にした根強い買い需要から大きく上昇してスタートするも、米耐久財受注高が市場予想よりも強く上げ幅を縮小する展開となりました。このところのドル建て金相場は、利下げ期待による買いと経済指標結果を受けた売りが繰り返されています。

2024年3月28日(木)9:00

11,664円(+41円

3月27日(水)のNY金先物は3日続伸となりました。米利下げ期待に伴う金買いが主な上昇要因です。外国為替市場ではドル円相場が1990年7月以来、約34年ぶりの円安水準を更新しました。152円目前となる一時151円97銭をつけましたが、152円台は許容しない姿勢を国内外に示すため、財務省、日銀、金融庁の三者会合が緊急開催されました。神田財務官による円安けん制発言もあり、152円の壁が強く意識され東京市場ドル円は151円台前半で推移しています。

2024年3月29日(金)9:00

11,893円(+229円

3月28日(木)のNY金先物は4日続伸となりました。ウォラーFRB理事による「利下げ回数を減らすか先送りするのが適切だ」との発言が市場に伝わり金相場は売られる場面がありましたが、米国債の利回り低下を受けて押し目買いが入り堅調に推移しました。歴史的な円安水準に位置するドル円相場が国内金価格の上昇要因となることから、ドル建て・円建て揃って金価格は連日過去最高値を更新する展開です。

2024年3月の「金相場価格」マーケットコメント(週間、月間)は、こちらのページに詳しく記載されています